小説『スターダスト』ニール・ゲイマン著
2007年にはマシュー・ヴォーン監督により映画化。日本語版小説の表紙も映画のものが使われています。
スターダストは初めて映画版を見た時に、すごく自分好みで何回も見ている作品。
先日もNETFLIXで見つけて久々に見たら、ふとそういえば小説が原作だったかも、、と思ったのと、最近FFにはまってその源にも通ずるSF小説を読み始めたりで、小説も読みたいと思い、AMAZONの中古で取り寄せました。
主に映画版との比較になってしまいますが、、
物語の始まりや世界観はだいたい映画版と一緒だけど、けっこう展開が異なったり、こちらの方が個性的な登場人物がたくさん出てきたりと、小説は映画版とは別物として面白かった!
また映画版で映像のイメージがあるので、読みながら脳内でその映像を投影しながら、さらに物語に入り込む助けになっていた。
ものによっては、小説と映画とイメージが違っていたりすることがあるけど、本作に関してはマシュー・ヴォーン監督がかなり舞台や衣装など美術に力を持っていたことが伺えて、全くイメージが異なるという事がなかった。
少し映画版は、主人公の母親が父親と出会う場面で若い姿のはずなのに、けっこう年がいってそうな女優さんが出ていたり、星役のクレア・デインズが体格がガッチリしていたり女の子という年にしたら?と感じてしまうような所もあるので、そこは脳内変換して読みました^^;
意外だったのが、映画だとロバート・デ・ニーロの存在がけっこうインパクトあるけど、小説だとあっさり通過。
その分、他のエピソードが色々詰まってます。
最後はハッピーエンドなんだけど、少し寂しさが残る後味。
漫画『魔法使いの嫁』のイギリスの魔法の世界の舞台を彷彿とさせるような夢があるけど、恐ろしい事もたくさんある世界。
異世界に行ったような気分になれる、冒険譚としてあっという間に読んでしまいました。