庵野秀明さんドキュメンタリー
テレビを付けていたらNHKプロフェッショナルで庵野秀明さんの回が放送されていたので見ていました。
作品づくりに対する考え方がたくさん示されていて、見て良かった。
アングルかぁ
初期のエヴァは一度しか見たことないけど、特に印象に残っているのが夏のセミの声が鳴る駅のシーン。
静止しているのに印象深いのは構図にこだわっているからなのか、と腑に落ちた感覚がありました。
あとは、考えている以上のものを作ること。
自分の脳内だけでは限界があり、それを超えたものに達することはできない。
考えをアウトプットして、モーションキャプチャーを使ってみたり、他の方法で表現を探ったり。
脳内で考えているのは楽しいけど、外に表現する時には、文章にしても絵にしても映像にしても 脳内のアイデア+脳内の外の世界 で出来ることを昇華させて最高のものを作り上げるということなのかと理解しました。
ナウシカの最後の爆発シーンを作ったのが庵野さんということを知ったときは鳥肌が立った。
あのシーンは何回みても時間や空間が切り離されてるみたいな他では感じたことがない特別な感覚がして、それを作った人の事が少しでも知ることが出来てものすごい収穫を得れたように感じました。
作品がいいように人の人生を変えることもあれば、反対の方向に変えることもある、というのも心に沁みた。それは自分自身の事も含めて言っていたんだろうな、、
エヴァの映画版は最初のしか見たことないけど、一生のうちに全作品観ておかなければならない、という気にさせてくれるドキュメントでした。(宣伝ともご本人も言っていた)